令和6年度 こども食堂における芸術家派遣事業 検証調査報告書公開のお知らせ
このたび、令和6年度 こども食堂における芸術家派遣事業の事業検証調査報告書を公開いたしましたので、お知らせいたします。 |
こども食堂における芸術家派遣事業 とは
堺市内のこども食堂(3か所)を対象に年間複数回の芸術ワークショップを企画・実施することで、こども食堂の「居場所としての機能」を高めることを目標として実施する事業です。
事前にヒアリングした内容を基にそれぞれの食堂で1年間の目標を設定します。期間中は同じ芸術家が継続的に関わり、食堂実践者・芸術家・財団職員等が関係性を築きながら、目標に沿った芸術ワークショップを協働で運営します。
これまでの芸術ワークショップでは、こどもにとって自分なりの仕方で他の人と関わる様子が見られ、また食堂実践者にとっては日頃接するこどもの違う一面が見られる機会となりました。また芸術家にとっては、こどもと関わることで自らの芸術ジャンルにおいて新しい表現の可能性を発見する機会となりました。なお経年で関係者間の連携は強化され、食堂実践者の方からも、芸術ワークショップの可能性を言語化していただけるようになりました。
この取り組みが4年度目を迎えるにあたり、担い⼿の多様化による将来的な地域における事業の⾃⾛、⼈的・経済的に持続可能な在り⽅を模索するため、従来の枠組みにとらわれない実施内容の企画、実施回数の設定、体制の構築等について、こども食堂毎に検討いたしました。
令和6年度実施食堂/アーティスト
いづはまスマイル食堂
古橋果林(音楽ワークショップリーダー/ファシリテーター)
岩本未貴(ユーフォニアム)
藤原朱里(サクソフォン)
西前菜々子(クラリネット)
森千夏(ソプラノ)
にしのこ☺まんぷく食堂
井上嘉和(写真・造形)
PROJETO CONSTRUIR KODOMOSHOKUDOU
大熊ねこ(俳優)
はせなかりえ(俳優)、池川貴清(俳優)
事業検証調査 実施概要/報告書
調査委託:合同会社文化コモンズ研究所
本事業の成果を検証するため、以下の3点から分析を行い、事業の結果(アウトプット)、成果(アウトカム)、波及効果(インパクト)を総括することを⽬的として、検証調査事業を委託しました。
[1] 各食堂共通項目のアンケート調査による基礎データ把握
[2] 各食堂での事業において、年度途中の実施に調査員が訪問することによる、事業経過のモニタリング評価
[3] 全事業終了後における、食堂実践者・アーティストへのグループインタビュー
こども食堂実践者、アーティストの皆様をはじめ、事業実施にご協力いただきましてすべての方々にお礼申し上げます。
いづはまスマイル食堂
にしのこ☺まんぷく食堂
PROJETO CONSTRUIR KODOMOSHOKUDOU