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文化芸術振興事業 活動報告

アーティストカレッジ2025【アウトリーチ基礎講座】※オンライン開催

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アーティストカレッジ2025【アウトリーチ基礎講座】※オンライン開催

全国でさまざまな取り組みが広がっている「アウトリーチ」。

今回は小中学校にとどまらず、児童養護施設や少年院などの場所でも、アーティストと子どもたちが出会う場を作ってこられた「NPO法人 芸術家と子どもたち」から、中西麻友さんをお招きして、お話をうかがいました。

前半は「芸術家と子どもたち」で行っている事業についてお話いただき、学校現場で芸術家と子どもたち出会うことで、どんなことが起こるのか、中西さんのこれまでのご経験に基づいて教えていただきました。

芸術家がこどもに何かを与える・教える、というような一方通行のコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションを通して、アーティスト自身の芸術活動にも影響があるのだというお話は、今回参加された多くの方の印象に残ったのではないかと思います。

また、プログラムを開催するまでのプロセスや考え方についても、たくさんの学びがあり、さまざまな価値観を持つ大人(アーティスト、先生や施設の職員、コーディネーター等)が意見を交わすことで、場が深まっていくというお話もありました。

後半は当財団職員との対談を通して、前半のお話を深掘りしていきました。堺市新進アーティストバンクの登録者、参加者のみなさんからも積極的に質問があがり、とても充実した時間となりました。後日、音楽部門のアーティストからは、「それぞれの音楽の受け取り方、感じ方を尊重した内容にできるよう、共演者とも話し合いたいと思った。」という感想もあがりました。

今回はオンライン開催ということもあり、たくさんの方々にご参加いただくことができました。

さまざまな立場からこどもやアートに関わっている人たちが、お互いに情報交換を活発に行うことで、全国でこういった取り組みが広がっていくと嬉しいです。

★今後の講座スケジュール★

アーティストカレッジ2025では、今後も多彩な講座を開講予定です。

これからの活動の幅を広げたい、キャリアの選択肢を増やしたいアーティスト、アートマネージャー、アートコーディネーターの方々のご参加をお待ちしております!

アーティストカレッジ2025 – 堺市文化振興財団

【次回】音楽家・美術家のための演劇ワークショップ講座

「演劇」と聞くと、セリフがあり役を演じることを想像される方は多いのではないでしょうか。
ワークに取り組むなかで自然と生まれるその場の空気感を味わったり、ものの捉え方の違いに気づいたり、演劇的な手法を用いたワークショップでは、さまざまな表現や他者とのコミュニケーションが生まれます。自分の専門ではない分野の考え方を知ることで、今後の活動のヒントとなるような新たな視点を獲得できるかもしれません。

・日時  2025年8月31日(日)13:30~15:00
・会場  サンスクエア堺(堺市立勤労者総合福祉センター)多目的室2 
・講師  大熊 ねこ(俳優/ワークショップデザイナー) 

〈講師プロフィール〉

京都の劇団「遊劇体」所属。現代劇から古典戯曲、コメディ・即興まで幅広く演じる。
俳優活動とともに演劇の手法を活かしたワークショップ指導に携わり、2022年、財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー・マスターを取得。
2007年第9回関西現代演劇俳優賞女優賞、2023年十三夜会賞助演賞 受賞。

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