ワークショップに挑戦したいけれど、どうすれば良いか分からないアーティストの「最初の第一歩」を応援するため、アーティストのアイデアをかたちにするまでのプロセスに、財団職員が伴走する制度を立ち上げました。
今回の受講者は、堺市新進アーティストバンク登録者の、中谷早希さん(立体造形)と米田湧泉さん(絵画・木版画)のお二人です。
初回オリエンテーションでは、ワークショップとは何かを財団職員と一緒に考え、実際の学校園やこども食堂などの現場で、どのような美術ワークショップが行われているかを紹介しました。オリエンテーションの後半には、お二人の興味関心がある現場でどのようなことができそうか、様々なアイデアを出しながらイメージを膨らませる時間となりました。
オリエンテーションが終わり、その後の企画づくりの段階では、アーティストらしさをどのように出していくのかを考え、ワークショップの概要をそれぞれでまとめていきました。内容がまとまってきたら、進行案の作成や参加者の安全確保、ワークショップ中の声かけなど、さまざまな現場を見てきた財団職員からアドバイスを行いました。
そして、今回は実際の現場で実践するのではなく、ワークショップの模擬本番を行い、参加者役として、財団職員や堺アーツカウンシルのメンバーが2人の作り上げたワークショップを体験しました。
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ここからは、2人のワークショップの模擬本番の様子をお伝えします。
★「みのまわりのものでスタンプトートバッグづくり」★
想定対象:こども食堂に来る地域のこども・大人10名
自然の素材と人工の物をスタンプにしてトートバッグを作るワークショップを企画しました。身近なものも、組み合わせや押し方を工夫すると素敵な模様やかたちが生まれます。その中から自分のお気に入りを選び、好きなものを連想しながら表現していきます。持ち運ぶことで自分の「好き」を伝えられるトートバッグが完成し、とてもワクワクした気持ちになりました。
★「足あとで作る・足あとをたどる~空想地図作りワークショップ~」★
想定対象:特別支援学級に在籍する児童3名
足跡を使って、大きな紙に空想の地図を作りました。不思議な地図ですが、他の人の足跡を辿ってみると、自分とは違う身体の動きを感じることができ、お互いの感覚の違いやその面白さに気が付きました。描く島のかたちを考えたり、墨汁の感触を足で感じたり、実際にどんなふうに描いていくか悩む過程は、自分の気持ちや感覚に向き合う時間にもなりました。
実施後には、堺アーツカウンシルのメンバーと、伴走してきた財団職員を交えて、今回のワークショップを振り返る時間がありました。
プログラムの良かった点や改善点、実際現場に出た時に気を付ける点や、それぞれの対象についての特性などを教えていただき、初めてワークショップを実施した二人をはじめ、私たち財団職員にとっても学びの機会となりました。
中谷さん、米田さんの今後の応援をよろしくお願いいたします!
中谷早希さん:中谷 早希 – 堺市新進アーティストバンク
米田湧泉さん:米田 湧泉 – 堺市新進アーティストバンク









