競輪補助事業完了のお知らせ – 堺市文化振興財団
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公益財団法人 堺市文化振興財団

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お知らせ
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競輪補助事業完了のお知らせ

この度、2022年度の競輪の補助を受けて、以下の事業を完了いたしました。

【事業名】
 2022年度 児童、高齢者、障がいのある人等が相補的に関わることのできる
地域共生型社会づくりを促進する活動、調査・研究等補助事業

【補助金額】
1,471,691円

事業の概要

(1)事業の目的
 堺市内の子ども食堂で、音楽や美術等の文化芸術ワークショップを定期的に実施・展開することで、子ども食堂に新しい人の流れやコミュニケーションを創出する。それにより多様な背景の子どもが集まり、様々な資源を持つ大人が関わることで子どもの課題を始めいくつもの社会的課題の解決にアプローチできるという、子ども食堂の持つ機能の強化を目指す。ワークショップは、参加者が双方向に関わりあう体験・創作・表現活動を内容とする。また実施には食堂従事者・地域住民・アーティスト・申請者が協同することでこの取り組みを「地域のもの」にする。

(2)実施内容  
 ① 子ども食堂事業  
 市内3か所の子ども食堂において、それぞれ音楽・演劇・コンテンポラリーダンスのアーティストを派遣して、子どもたちに向けたワークショップを実施する。いずれの食堂においても1年間を通してアーティストが関わる中で、アーティストが子ども食堂に通う子どもや、実践する大人と信頼関係を築く。ワークショップの内容はアーティストが食堂実践者とともに企画し、採択者団体職員とともに準備・運営を行い、また終了後は振り返りを実施する。振り返りでは、ワークショップの実施時に見られた子供の様子や変化を中心に言語化する。


いづはまスマイル食堂・・・創作音楽

 
英彰こども食堂ここなら・・・演劇


にしのこまんぷく食堂・・・ダンス
         

 

事業成果検証作業

 本採択事業では、子ども食堂における芸術ワークショップの実施について成果検証をするため、教育や福祉等の現場における文化芸術事業の成果検証について専門的な知見・技術を有する団体に調査を依頼した。調査は、[1]各食堂共通項目のアンケート調査による基礎データ把握、[2]各食堂での事業において、年度途中の実施に調査員が視察することによる、事業経過のモニタリング評価、[3]全事業終了後における、食堂実践者・アーティストへのグループインタビュー、以上3点から成る。

令和4年度「まちなかアートプロジェクト」事業検証調査報告書 
調査委託:NPO法人アートNPOリンク

 

予想される事業実施効果

 どの食堂においても、ワークショップを通じて子どもの自己表現の幅が広がり、あるいは子ども同士での人間関係が深まる。そのことにより、通う子どもたちが食堂について、より一層自らの居場所だと感じられるようになり、子ども食堂を運営する大人との間で様々な日常会話がなされるようになる。結果として、地域として大人が子どもの様子を見守るコミュニティが形成されていく。

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