堺市内の小中学校で、児童・生徒がアーティストと一緒に芸術を体験する「さかいミーツアート」。
今回は、「いちゃりばちょーでー(出会えば兄弟)」というテーマで企画された沖縄民謡・舞踊の鑑賞プログラムを、中学2年生に向けて実施しました。
何が起こるのかそわそわしながら待つ生徒たち。幕が上がると、沖縄音楽独特の音階で奏でられる音楽と、琉球舞踊のゆったりとした舞に彩られた舞台が現れました。
初体験の音楽を前に、最初は雰囲気にのまれた様子の生徒たちでしたが、『安里屋ユンタ』で簡単な踊りを教わると、みんなノリノリで踊っていました。
続いて、沖縄が「琉球王国」だった時代から今に至るまでの歴史をスライドで紹介。様々な困難を乗り越えてきた沖縄の歴史を学んだあとは、戦地に赴く夫とその妻の対話を歌った民謡を聴いて、かつての沖縄に思いをはせました。
後半は、元気に「沖縄方言クイズ」からスタート。「はいさい(こんにちは)」や「にふぇーでーびる(ありがとう)」など、日常で使える沖縄方言をクイズ形式で学びます。分かった人から元気に挙手!一発正解する生徒も現れ、大盛り上がりのクイズ大会でした。
最後はライブスタイルで演奏。『島唄』や、「ゆいまーる(助け合い・支え合い)」という言葉が元になった歌『ユイユイ』などが演奏され、最後は「喜びや悲しみをかき混ぜてみんなで分かち合おう」という思いが込められたカチャーシーを、生徒も一緒になって踊りました。
演奏者の声掛けで生徒や先生が続々と壇上に上がり、みんなで踊る様子に、喜怒哀楽をともにする沖縄文化の懐の深さが見えました。
楽しいこともつらいことも、音楽とともに歴史をつむいできた沖縄の力強さと、その中心にある「命を大切にする」という想いを学ぶ2時間でした。



